農地の相続税はどう決まるのか?評価区分や計算方法も解説

2025-10-14

相続

農地の相続税はどう決まるのか?評価区分や計算方法も解説

農地を相続する際、税金の負担がどのように決まるのか、不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
農地は、土地の種類や立地によって評価方法が異なるため、内容を理解せずに進めると想定以上の税額が発生するおそれがあります。
本記事では、農地の相続税の仕組みや区分、計算方法について解説いたします。

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農地の相続税はどのように決まるのか

農地を含む不動産の相続税は、被相続人が残したすべての財産を合算した評価額を基に計算されます。
課税の対象となるのは、不動産に限らず預貯金や有価証券、生命保険金なども含めた総額であり、その合計額から基礎控除を差し引いた残りが課税遺産総額となります。
この課税遺産総額に応じた税率が適用され、最終的な税額が決まる仕組みです。
また、農地については、その評価額が他の財産と同様に課税の基礎となるため、正しい評価をおこなうことが大切です。
なお、農地には宅地と異なる評価基準があるため、転用の可否や立地条件なども考慮して判断する必要があります。
こうした特徴を踏まえ、農地の評価は慎重におこないましょう。

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相続税評価上の農地の区分

農地は相続税評価において、用途や立地に応じて主に4つの区分に分けられます。
それが、「純農地」「中間農地」「市街地周辺農地」「市街地農地」です。
純農地は、農業以外の利用が制限されており、転用が難しい土地とされます。
中間農地は、転用の可能性が比較的高く、市街化区域に隣接する農地などが該当します。
また、市街地周辺農地は、宅地としての需要が高まる地域にありながら、まだ転用許可を得ていない農地のことです。
市街地農地は、すでに転用の許可や届出が可能で、宅地と同様に扱われることが多い区分です。
これらの区分は、農業委員会や都市計画の指定状況などをもとに判断され、評価方法にも影響します。
そのため、農地の相続では、まずこの区分を正確に把握することが欠かせません。

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農地の相続税の計算方法

農地の相続税評価額は、区分によって異なる計算方法が用いられます。
純農地や中間農地の場合は、固定資産税評価額に所定の倍率を掛けて評価する「倍率方式」が基本です。
市街地周辺農地については、まず市街地農地と同様に評価したうえで、その80%に減額して評価する方法が取られます。
市街地農地は、宅地に比準した価格で評価する「宅地比準方式」と倍率方式のうち、いずれか低い方が採用されます。
また、宅地比準方式は、近隣の宅地価格から造成費などを差し引いた単価に、農地の面積を乗じて評価額を算出する仕組みです。
さらに、生産緑地の指定がある場合には、将来の買い取り申出期限までの年数に応じて、追加的な減額が適用されることがあります。

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まとめ

農地の相続税は、すべての相続財産をもとに評価され、農地についてもその価値を的確に把握することが大切です。
農地は、「純農地」「中間農地」「市街地周辺農地」「市街地農地」の4区分に分かれ、それぞれに評価上の違いがあります。
計算方法は区分ごとに異なり、倍率方式や宅地比準方式などが用いられ、条件によっては評価減が受けられる場合もあります。
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