2024-04-09
アスベストが含まれている建物を売却することは可能でしょうか。
必要に迫られて、不動産の売却を考えている方も多いかと思います。
そこで今回は、アスベストが含まれている可能性のある不動産の売却の可否と、その対策について解説します。
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石綿とも言いますが、繊維状の鉱物で耐熱性や防音性、絶縁性に優れた多機能性が特色です。
しかもリーズナブルな価格で入手できるので、さまざまなものに使われました。
建物の場合、壁や内装、屋根に吹き付けられた物件も少なくありません。
しかし石綿を吸い込むと肺がんなどのリスクが高いので、2006年以降は全面的に禁止されています。
ただ、それ以前の建物、とくに戦後の高度成長期に建設された物件には、使用されている可能性が十分にあります。
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結論から言えば、アスベストの使われている不動産を売却することが可能です。
ただし、売主と買主の間でこの事実を理解し、納得の上で売買に同意していることが条件です。
さらに、宅地建物取引業法において、不動産売却のときに石綿の使用状況を把握するのは義務化されていませんが、アスベストが使われている可能性がある不動産は、買主から敬遠されることや減額交渉される可能性が高くなるでしょう。
つまり、売り出す際には、石綿が使われている物件であることを知らせなければなりません。
ただ石綿の危険性はニュースなどでしきりに報道されているので、進んで購入したいという方はなかなか見つからないでしょう。
買い手が付かず、当初の売り出し価格から引き下げて売らざるを得なくなる可能性があります。
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石綿が使われている建物を売る際には、その旨を買い手に伝えなければなりません。
もし黙って売ってしまって、のちに石綿の使われていることがばれた場合、損害賠償請求にもつながりかねません。
そのため、事前にできる対策としては重要事項説明にアスベストに関する内容を盛り込んでもらうことです。
もしトラブルなく物件を処分したければ、買取を選択するのも一つの方法です。
買取とは、不動産会社に直接売り渡す方法です。
買い手を探す必要がないので、スピーディに現金化できるのが魅力といえるでしょう。
仲介と比較すると、買取の場合値段が若干安くなるかもしれません。
しかし、できるだけ早く処分して現金化してしまいたいのであれば、買取を利用するといいでしょう。
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アスベスト(石綿)は耐熱性や防音性に優れ、リーズナブルな価格であるため広く使用されていましたが、吸引すると肺がんのリスクが高まるため2006年以降は使用が禁止されています。
それ以前の建物にはアスベストが使用されている可能性があり、その物件を売却する際には、その事実を買主に伝える必要があります。
売却が難しい場合は、不動産会社への直接売却(買取)が一つの選択肢となるでしょう。
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