2024-11-26
遺産を相続する方法には、いくつか種類があるのをご存じでしょうか?
限定承認はその1種で、マイナスの財産が多い場合や、受け継ぐ負債の総額が明確になっていない場合に有効な手段です。
この記事では、限定承認とはどのような手続きでどんな注意点があるのかや、相続放棄と異なる点について解説します。
\お気軽にご相談ください!/
限定承認とは、亡くなった方の財産のうち、プラスの財産分を上限としてマイナスの財産を受け継ぐ方法です。
たとえば残された財産のうち、プラスの財産が1,000万円分、マイナスの財産が2,000万円分あった場合、マイナスの財産に関しては1,000万円分までを相続するだけで済みます。
自分の財産を持ち出して残された借金を返済する義務がなくなるため、負債の総額が不明確である場合や、今後も負債が発見される可能性がある場合などに有効な手段です。
▼この記事も読まれています
相続登記とは?経費にできる相続登記の費用や注意点もご紹介!
\お気軽にご相談ください!/
必ず相続人全員による同意のうえで手続きをおこなう必要があります。
つまり、全員が限定承認をしなければなりません。
被相続人が亡くなったと知ってから3か月以内が、申立ての期限です。
希望する場合はそれまでに、相続人全員で家庭裁判所に申立てる必要があります。
手続き中に財産の一部でも処分してしまった場合は単純承認とみなされ、マイナスの財産も含めて通常どおり引き継がなければならなくなるので注意してください。
定期預金の解約や引き出しなども処分とみなされるため、たとえ受け継ぐ予定の財産だったとしても、手続き中には一切触れないようにしましょう。
▼この記事も読まれています
不動産売却における譲渡損失とは?利用可能な特例や確定申告の流れを解説
\お気軽にご相談ください!/
限定承認はプラスの財産の範囲内に限ってマイナスの財産を受け継ぐための手続きで、相続人が共同して家庭裁判所に申立てる必要があります。
一方の相続放棄は、遺産を受け継ぐ権利そのものを放棄するための手続きです。
単独での申立てが可能で、相続の手続き自体が不要となります。
限定承認は受け継ぐ負債額を抑えられるメリットがあるものの、全員でおこなう必要があるため、手続きが煩雑になりやすいデメリットがあります。
相続放棄は負債そのものを受け継がずに済みますが、プラスの財産もすべて放棄しなければならないため、慎重に検討する必要があるでしょう。
▼この記事も読まれています
相続の際に行う遺産分割協議とは?トラブルや解決策もご紹介
限定承認とは、マイナスの財産に関してはプラスの財産分を上限としてを受け継ぐための手続きです。
相続人全員の同意のうえ、全員で家庭裁判所に申し立てる必要がある、手続き中に財産を処分した場合は単純承認となってしまう、などが注意点となります。
相続放棄とは、遺産のすべてを放棄しなければならない点や、相続人が単独で手続きできる点などの違いがあります。
茂原市や房総半島エリアの不動産売却のことならエヌビーホームへ。
地域密着で住居、空家、土地の無料査定を行っております。
30年の実績と経験でお客様のお悩み解決のお手伝いをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
家は築年数が古くなるほど資産価値が下がるのが一般的ですが、例外的に買った時より高く売れるケースもあります。自分の家がその条件に当てはまる場合は、資産形成の手段として売却を検討しても良いかもしれません。そこで今回は、買...
2024-12-13
農地は農家にとって重要な土地ですが、ほかの不動産と同様に相続した際には相続税が発生します。しかし、農地には納税猶予の制度が存在し、一定の要件を満たしていれば支払いの繰り延べや納税免除といった恩恵を受けることが可能です...
2024-12-10
相続した実家などの不動産を売却する場合は、仲介売却もしくは不動産買取のうちいずれかの方法を選びます。それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、自分に合った売却方法を選ぶことが重要です。今回は仲介と買取の違いにつ...
2024-12-03
家を売る際は、事前準備をどれだけしっかりおこなうかが成功のカギを握っています。準備を進めつつ、売り出しから購入希望者へ物件を引き渡すまでの一連の流れについて調べておきましょう。今回は家を売る際に必要な準備や、売り出し...
2024-12-03
不動産売却を早く売りたいと検討している方や、早く売るべきなのか迷っている方は多くいます。どうして早く売りたいのか、その理由や早期売却を迫られるケースを知っておくと、売却を検討している方が早期売却の判断をするのに便利で...
2024-07-23
事故死や自殺、孤独死などがあった物件は「いわくつきの土地」「わけあり物件」などの噂が立つことがあり、売却が困難になるケースがあります。とはいえ「いわくつきの土地と言われているが、どうしても売却したい」と思う方もいらっ...
2024-06-11
土地・家などを売りたいと検討している方にとって、希望に近い額で購入してくれる買主がスムーズに見つかるかどうかは大きな不安のひとつでしょう。そのような不安を抱えている方は、売れなかった場合の対策についても把握しておくと...
2024-02-13
不動産売却の際には、さまざまな理由でキャンセルをしなければならないケースも起こりうるでしょう。そもそも契約解除はできるのか、またそのさいのペナルティも気になるところです。ここでは、不動産売却を途中でキャンセルする場合...
2024-02-13
一戸建ての売却を視野に入れて、不動産会社に査定の依頼を検討している方は多いでしょう。はじめて不動産の査定を受ける方は、査定の流れを事前に把握して、入念な準備を進めたいと考えているかもしれません。そこで今回は、不動産会...
2024-09-24
不動産市場において、市場に出しても売れにくいと言われている建物がいくつかあります。今回は売れにくい建物とは何か、原因についてご紹介します。大きく分けて再建築不可、テラスハウス、賃貸併用住宅についてピックアップしている...
2024-09-10
住宅ローンを組んで購入した家には、金融機関による抵当権が設定されます。しかし完済後に抵当権抹消登記の手続きをおこなわないと、そのまま残り続けてしまう点に注意が必要です。そこで今回は抵当権抹消登記とは何か、抵当権抹消登...
2024-08-20
不動産相続した場合、亡くなった方の名義から自分の名義に変える手続きが必要になります。手続きを怠るとペナルティが生じるため、いつまでに手続きをするべきか把握しておかなければいけません。そこで今回は、不動産相続の名義変更...
2024-07-30
家族や親族が亡くなったときに生じるのが、相続関係の手続きです。手続きを進めていくうえで、遺産分割と相続の違いについて理解しておくことは重要なポイントになります。そこで今回は、遺産分割と相続はそれぞれどのようなものか、また...
2024-05-14
遺言書とは、自分の財産を生前に誰にどれだけ残すかについての意思表示をするものです。遺言があれば遺産分割協議をおこなわず相続手続きが進められるので、相続人同士でのトラブル防止につながります。遺言には自筆証書遺言や公正証...
2024-04-23