2024-09-10
相続する予定の不動産が共有名義となっている場合、財産として引き継ぐのは共有持分だけになります。
共有している持分について知らないと、引き継いだ不動産の活用が難しくなり、共有名義となっている方とのトラブルになる可能性にも注意しなくてはいけません。
この記事では共有持分とはなにか、共有している持分でできることや、考慮すべきトラブルについて解説していきます。
\お気軽にご相談ください!/
土地や建物などの不動産を財産として相続した際に、複数名が同じ物件を共有している状態を共有名義と呼びます。
共有名義となっているなかで、共有している方ごとの所有権の割合が共有持分です。
たとえば同じ物件を3人で平等に所有しているなら、各自の持分割合は3分の1になります。
共有している持分は相続する財産に含まれ、夫婦や子どもなどに引き継がれていく点は知っておきましょう。
引き継がれる財産に共有の持分が含まれるのを知らないと、引き継いだ不動産が単独名義ではないと知らないまま、引き継いでしまう可能性もあります。
▼この記事も読まれています
相続登記とは?経費にできる相続登記の費用や注意点もご紹介!
\お気軽にご相談ください!/
共有名義となっている物件などに対して、共有持分を持っているとできることは、知っておかないといけません。
名義が共有されていても、建物の修理や修繕をする保存行為は独断で実行可能となっています。
また物件を短期間の賃貸物件として利用する、リフォームやリノベーションをするなら、共有者の過半数の同意が必要です。
そして不動産を売るなどの処分行為をするなら、共有者が全員同意しなくてはいけません。
しかし、自分の持分だけならばいつでも好きなタイミングで売却が可能です。
もし共有名義から離脱したいときには、自分の持分だけを売却する方法を検討してみてください。
▼この記事も読まれています
不動産売却における譲渡損失とは?利用可能な特例や確定申告の流れを解説
\お気軽にご相談ください!/
同じ不動産を共有しているせいで起きるトラブルとして、まず共有者が増えすぎてしまうメガ共有があります。
共有している持分は相続する際に、夫婦や子どもに引き継がれるため、世代を重ねるのに比例して共有者は増えていきます。
最終的には100人単位で同じ物件などを共有してしまうケースもあり、注意が必要です。
また、共有者が増えすぎてしまうと連絡が取りにくくなり、売却する際に同意が取れなくなってしまうケースもあります。
そして共有物を分割する方法で、話し合いで納得のいく分割が難しくなっているなら、裁判所に分割方法を裁定してもらう共有物分割請求をしてみましょう。
▼この記事も読まれています
相続の際に行う遺産分割協議とは?トラブルや解決策もご紹介
不動産を相続する際に、共有名義となっている物件は共有持分を把握しなくてはいけません。
自分の持分だけでできることを知っておくと、共有者の賛同が必要かどうかをスムーズに判断できて便利です。
同じ物件を複数人で共有しているから起きるトラブルについても、把握しておけば未然に回避できたり、トラブルを迅速に解決できたりします。
茂原市や房総半島エリアの不動産売却のことならエヌビーホームへ。
地域密着で住居、空家、土地の無料査定を行っております。
30年の実績と経験でお客様のお悩み解決のお手伝いをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
持ち家を持っている方でも、会社から突然遠方への転勤を命じられる可能性はあります。転勤が短期なら一時的に空き家にする選択も考えられますが、転勤が長期になるならおもな選択肢はマイホームを売却...
2024-08-27
家は築年数が古くなるほど資産価値が下がるのが一般的ですが、例外的に買った時より高く売れるケースもあります。自分の家がその条件に当てはまる場合は、資産形成の手段として売却を検討しても良いかもしれません。そこで今回は、買...
2024-12-13
農地は農家にとって重要な土地ですが、ほかの不動産と同様に相続した際には相続税が発生します。しかし、農地には納税猶予の制度が存在し、一定の要件を満たしていれば支払いの繰り延べや納税免除といった恩恵を受けることが可能です...
2024-12-10
相続した実家などの不動産を売却する場合は、仲介売却もしくは不動産買取のうちいずれかの方法を選びます。それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、自分に合った売却方法を選ぶことが重要です。今回は仲介と買取の違いにつ...
2024-12-03
家を売る際は、事前準備をどれだけしっかりおこなうかが成功のカギを握っています。準備を進めつつ、売り出しから購入希望者へ物件を引き渡すまでの一連の流れについて調べておきましょう。今回は家を売る際に必要な準備や、売り出し...
2024-12-03
不動産売却を早く売りたいと検討している方や、早く売るべきなのか迷っている方は多くいます。どうして早く売りたいのか、その理由や早期売却を迫られるケースを知っておくと、売却を検討している方が早期売却の判断をするのに便利で...
2024-07-23
事故死や自殺、孤独死などがあった物件は「いわくつきの土地」「わけあり物件」などの噂が立つことがあり、売却が困難になるケースがあります。とはいえ「いわくつきの土地と言われているが、どうしても売却したい」と思う方もいらっ...
2024-06-11
土地・家などを売りたいと検討している方にとって、希望に近い額で購入してくれる買主がスムーズに見つかるかどうかは大きな不安のひとつでしょう。そのような不安を抱えている方は、売れなかった場合の対策についても把握しておくと...
2024-02-13
不動産売却の際には、さまざまな理由でキャンセルをしなければならないケースも起こりうるでしょう。そもそも契約解除はできるのか、またそのさいのペナルティも気になるところです。ここでは、不動産売却を途中でキャンセルする場合...
2024-02-13
一戸建ての売却を視野に入れて、不動産会社に査定の依頼を検討している方は多いでしょう。はじめて不動産の査定を受ける方は、査定の流れを事前に把握して、入念な準備を進めたいと考えているかもしれません。そこで今回は、不動産会...
2024-09-24
不動産市場において、市場に出しても売れにくいと言われている建物がいくつかあります。今回は売れにくい建物とは何か、原因についてご紹介します。大きく分けて再建築不可、テラスハウス、賃貸併用住宅についてピックアップしている...
2024-09-10
住宅ローンを組んで購入した家には、金融機関による抵当権が設定されます。しかし完済後に抵当権抹消登記の手続きをおこなわないと、そのまま残り続けてしまう点に注意が必要です。そこで今回は抵当権抹消登記とは何か、抵当権抹消登...
2024-08-20
不動産相続した場合、亡くなった方の名義から自分の名義に変える手続きが必要になります。手続きを怠るとペナルティが生じるため、いつまでに手続きをするべきか把握しておかなければいけません。そこで今回は、不動産相続の名義変更...
2024-07-30
家族や親族が亡くなったときに生じるのが、相続関係の手続きです。手続きを進めていくうえで、遺産分割と相続の違いについて理解しておくことは重要なポイントになります。そこで今回は、遺産分割と相続はそれぞれどのようなものか、また...
2024-05-14
遺言書とは、自分の財産を生前に誰にどれだけ残すかについての意思表示をするものです。遺言があれば遺産分割協議をおこなわず相続手続きが進められるので、相続人同士でのトラブル防止につながります。遺言には自筆証書遺言や公正証...
2024-04-23