2024-10-22
不動産の売却では、土地・建物そのものに問題がなくても近くの施設が原因で売却価格が落ちることもあります。
売却価格が落ちるとされる施設の代表例が、葬儀場・火葬場など死を連想させる施設です。
今回は葬儀場や火葬場近くであることが不動産売却価格に与える影響や、これらの施設に近い場所の不動産を売るコツを解説します。
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葬儀場・火葬場に隣接する立地の不動産は、相場より20~30%ほど売却価格が落ちてしまうと言われます。
大きな理由は、これらの施設が嫌悪施設であることです。
嫌悪施設とは、多くの方が住まいの隣近所にあったら嫌だなと感じる施設のことです。
葬儀場・火葬場は暮らしに欠かせない施設で、私たちが家族・親戚の葬儀を執りおこなう際はお世話になることもあります。
しかしこれらの施設が隣にあると嫌だと感じる方は多くどうしても買い手がつきにくくなってしまうため、売却価格への影響は避けられません。
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葬儀場近くの不動産を売却する際の大きなデメリットは、買主を見つけにくいことです。
買主が見つからないと、それだけ売却活動が長期になってしまいます。
またこれらの施設が近くにあることを伝えておかないと、買主との間でトラブルになってしまうかもしれません。
葬儀場・火葬場といった嫌悪施設とみなされることが多い施設が近くにある場合、それが「告知義務」に該当することも考えられます。
たとえば火葬場のにおいが風に乗って伝わってくることがある場合、そのことを告知する必要があるでしょう。
また火葬場は都道府県知事や自治体の許可を得て建設される施設で、その場所は都市計画をもとに決められています。
そのため火葬場隣の土地はなんらかの建設規制を受けており、自由に建物を建てられない可能性もあるのがもう1つのデメリットです。
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葬儀場・火葬場近くの不動産を売るコツは、売れにくいからといっていきなり相場より低い価格にしないことです。
すべての方が、葬儀場・火葬場の近くであることを気にするとは限りません。
これらの施設は、商業施設や病院などに行きやすい便利な場所に建てられていることも多いです。
葬儀場や火葬場が近いことを気にしない方で、利便性を高く評価してくれれば相場に近い値段で買ってくれるかもしれません。
しかしなかなか売れにくい場合、価格を下げたり建物を壊して「土地」として売ったりるすことも考えてください。
駐車場などであれば、葬儀場が近くにあることのデメリットは薄れます。
葬儀場は多くの方が車で訪れることもあるため、葬儀場が近くの土地を駐車場にするため買ってくれる可能性もあるでしょう。
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葬儀場・火葬場は嫌悪施設とみなされ、不動産売却価格が落ちることもあります。
火葬場近くの土地だと、建設規制があるかもしれません。
しかし葬儀場や火葬場の近くであることを気にしない方もいるため、いきなり相場より価格を下げず売りに出すことをおすすめします。
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