2023-12-05
空き家をただ所有し続けているだけでは税金や維持・管理費の負担がかさむので、活用を考えている方もいるでしょう。
空き家を活用する方法として、近年住宅セーフティネット制度が注目されています。
今回は、空き家の住宅セーフティネット制度について、概要や登録方法、メリットなどを解説します。
空き家を所有していて活用したい方は、ぜひ参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/
住宅セーフティネット制度とは、空き家の有効活用を目的として2017年10月に開始した制度です。
なお、この制度は3点の要素からできています。
まず、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度である点です。
住宅確保要配慮者とは、高齢者や障がい者、子育て世帯、外国人など、住宅の確保に関してとくに配慮が必要な方を指します。
次に、専用住宅にするための改修や入居に対する経済的支援を受けられる点です。
最後に、住宅確保要配慮者と建物のマッチング・入居支援の枠組みである点も、制度のポイントです。
貸す側と借りる側双方をサポートし、マッチングを促進する仕組みづくりが進められています。
▼この記事も読まれています
早く空き家を売却したい!買取のメリット・デメリットや流れを解説!
\お気軽にご相談ください!/
住宅セーフティネット制度を利用するには、セーフティネット住宅の情報提供システムに登録する必要があります。
登録の種類は、要配慮者のみ入居できる専用住宅と要配慮者以外も入居可能な登録住宅のいずれかです。
登録するには、物件の所在地を管轄している都道府県の窓口へ申請しなければなりません。
主な登録基準は、現行の耐震基準を満たしている点と、25㎡以上の床面積を確保できる点です。
ただ、登録基準の内容は都道府県によって異なる場合もあるので注意しましょう。
▼この記事も読まれています
空き家の外壁を塗装しないとどうなる?塗装時期や塗装が必要な理由を解説!
\お気軽にご相談ください!/
住宅セーフティネット制度を利用するメリットは、登録住宅の場合に円滑な入居のサポートや入居中の見守りサービスを受けられる点です。
単に民間の賃貸住宅として運営するよりも、手厚いサポートを受けられます。
専用住宅の場合には、改修費の補助が受けられるのがメリットです。
耐震改修やバリアフリー改修に対して、1戸あたり最大で50万円の補助金を受け取れます。
ただし、改修費の補助を受けるには、専用住宅として10年間管理・運営する必要があるのが注意点です。
数年で売却する予定がある場合には、原則として補助金の対象に含まれません。
また、すべての区市町村で補助が受けられるわけではない点も注意が必要です。
利用を考えている場合には、前もって担当の窓口に問い合わせておくのがおすすめです。
▼この記事も読まれています
空き家を自分で管理する方法とは?必要な道具や具体的な管理方法を解説
空き家の住宅セーフティネット制度とは、住宅確保要配慮者の入居を受け入れる賃貸住宅を運営するのをサポートする制度です。
窓口で申請して登録すれば、入居や改修のサポートを受けられます。
サポートや補助金を受けられるメリットがある一方、どこでも利用できるわけではないなどの注意点もあります。
茂原市や房総半島エリアの不動産売却のことならエヌ・ビー・ホーム株式会社へ。
地域密着で住居、空家、土地の無料査定を行っております。
30年の実績と経験でお客様のお悩み解決のお手伝いをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
保有している不動産が空き家の場合、維持費もかかるため売却を考えている方も多いかと思います。 空き家を売却する場合は、状況に応じてどのように売るかを明確にすることが大切です。 そこで、今回...
2022-05-31
この記事のハイライト ●相続が発生すると、さまざまな手続きや確認作業が生じる●相続財産の分け方を相続人同士で話し合って決めたい場合は、遺産分割協議が必要●相続した不動産の売...
2022-09-06
不動産を売却する理由は人によってさまざまですが、なかにはできるだけ早期で売却したい理由を抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。 「いつまでも買い手が付かなかったら…」と不安に思...
2023-01-10
持ち家をずっと放置してしまっている場合や、親から相続したけど住んでいない場合など、今後空き家をどうするべきか悩んでいる方は多いでしょう。 放置したままの家は、劣化することで周囲に危険を及...
2023-03-02
売却を考えている不動産が越境していると指摘されて、驚いた経験のある方もいると思います。また、越境している不動産を売却できるのか、困っている方もいるでしょう。今回は、不動産の越境とはどのようなものか、越境している不動産...
2024-10-01
不動産を売却する際に大切なのは、売主の希望を反映した売り出し時の希望価格です。必ずしもその価格で売却できるとは限らないものの、希望価格に近い価格で売れるケースもあるでしょう。今回は、不動産を売却する際の希望価格の決め...
2024-09-24
不動産を売却する際は内見をおこなう必要がありますが、なかにはまだ売主の方が居住中の物件もあるでしょう。こうした居住中の物件を高く売るためには、内見時の生活感を抑えて良い印象を引き出さなければなりません。今回は、居住中...
2024-09-17
相続した不動産を売るなら、3年以内に売ることをおすすめします。3年以内に売却すると、相続空き家の特例・取得費加算の特例が使えて節税できるためです。今回は相続から3年以内の売却で活用できるこれらの特例や、相続した不動産...
2024-08-13
不動産売却を早く売りたいと検討している方や、早く売るべきなのか迷っている方は多くいます。どうして早く売りたいのか、その理由や早期売却を迫られるケースを知っておくと、売却を検討している方が早期売却の判断をするのに便利で...
2024-07-23
事故死や自殺、孤独死などがあった物件は「いわくつきの土地」「わけあり物件」などの噂が立つことがあり、売却が困難になるケースがあります。とはいえ「いわくつきの土地と言われているが、どうしても売却したい」と思う方もいらっ...
2024-06-11
土地・家などを売りたいと検討している方にとって、希望に近い額で購入してくれる買主がスムーズに見つかるかどうかは大きな不安のひとつでしょう。そのような不安を抱えている方は、売れなかった場合の対策についても把握しておくと...
2024-02-13
不動産売却の際には、さまざまな理由でキャンセルをしなければならないケースも起こりうるでしょう。そもそも契約解除はできるのか、またそのさいのペナルティも気になるところです。ここでは、不動産売却を途中でキャンセルする場合...
2024-02-13
一戸建ての売却を視野に入れて、不動産会社に査定の依頼を検討している方は多いでしょう。はじめて不動産の査定を受ける方は、査定の流れを事前に把握して、入念な準備を進めたいと考えているかもしれません。そこで今回は、不動産会...
2024-09-24
不動産市場において、市場に出しても売れにくいと言われている建物がいくつかあります。今回は売れにくい建物とは何か、原因についてご紹介します。大きく分けて再建築不可、テラスハウス、賃貸併用住宅についてピックアップしている...
2024-09-10
住宅ローンを組んで購入した家には、金融機関による抵当権が設定されます。しかし完済後に抵当権抹消登記の手続きをおこなわないと、そのまま残り続けてしまう点に注意が必要です。そこで今回は抵当権抹消登記とは何か、抵当権抹消登...
2024-08-20
不動産相続した場合、亡くなった方の名義から自分の名義に変える手続きが必要になります。手続きを怠るとペナルティが生じるため、いつまでに手続きをするべきか把握しておかなければいけません。そこで今回は、不動産相続の名義変更...
2024-07-30
家族や親族が亡くなったときに生じるのが、相続関係の手続きです。手続きを進めていくうえで、遺産分割と相続の違いについて理解しておくことは重要なポイントになります。そこで今回は、遺産分割と相続はそれぞれどのようなものか、また...
2024-05-14
遺言書とは、自分の財産を生前に誰にどれだけ残すかについての意思表示をするものです。遺言があれば遺産分割協議をおこなわず相続手続きが進められるので、相続人同士でのトラブル防止につながります。遺言には自筆証書遺言や公正証...
2024-04-23