2023-11-30
近年、国内では少子高齢化や人口減少、核家族化などの問題から空き家が増えています。
今後、空き家を相続するケースも増えていくため、相続税について知っておかないと損をしてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、空き家の相続税はどうなるのかについて、計算方法や有効な対策をご紹介します。
\お気軽にご相談ください!/
誰も住んでいない空き家であっても、相続した際は相続税が課税されるのが原則です。
居住者がいない空き家は、小規模宅地等の特例が適用できません。
故人が生前に住んでいた自宅を相続する場合には、条件次第で特例が利用できるため、330㎡までの続税評価額を80%減額できます。
このように自宅を相続するなら、税金の大幅な削減が期待できますが、空き家の場合はその効果が得られません。
居住者がいた家の相続より割高になってしまうため、相続財産のなかに空き家がある場合は注意しましょう。
▼この記事も読まれています
相続登記とは?経費にできる相続登記の費用や注意点もご紹介!
\お気軽にご相談ください!/
相続税を計算する際は、まず基礎控除を差し引いて課税対象になる財産額を算出します。
基礎控除の計算方法は「3,000万円+(600万円×相続人の数)」です。
評価額1億円の自宅敷地を、子1人で相続する場合の基礎控除は3,600万円、課税遺産総額は6,400万円となります。
つまり、小規模宅地等の特例を利用しない場合、相続税の課税対象額は6,400万円です。
そこから速算表を見て、税率や控除額を適用させていきます。
評価額1億円のケースでは、税率30%の控除額700万円となっているため「6,400万円×30%-700万円」で1,220万円が相続人の負担額です。
▼この記事も読まれています
不動産売却における譲渡損失とは?利用可能な特例や確定申告の流れを解説
\お気軽にご相談ください!/
空き家の相続対策は、相続発生前と相続発生後で対応の仕方が異なります。
親一人が住んでいる家で、相続が発生してしまうと空き家になるといった状況では、親が亡くなる前に同居しておくのが最適です。
生前に相続人が同居親族となれば、小規模宅地の特例を適用できるため、相続税の大幅な減額が期待できます。
ただ、相続が発生した後からの節税は困難です。
そのようなときは売却を検討し、所得税の特例を利用することをおすすめします。
誰も住まなくなった日から3年目の12月31日までに売却すれば、譲渡所得から3,000万円まで控除することも可能です。
▼この記事も読まれています
相続の際に行う遺産分割協議とは?トラブルや解決策もご紹介
空き家を相続した場合は、小規模宅地等の特例が適用できなくなり、税金の節税効果が望めません。
特例を利用できる自宅の相続より割高になるので、相続財産に空き家がある場合は注意しましょう。
相続発生前なら同居親族となること、相続発生後なら所得税の特例を利用して売却するのが有効です。
茂原市や房総半島エリアの不動産売却のことならエヌ・ビー・ホーム株式会社へ。
地域密着で住居、空家、土地の無料査定を行っております。
30年の実績と経験でお客様のお悩み解決のお手伝いをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
保有している不動産が空き家の場合、維持費もかかるため売却を考えている方も多いかと思います。 空き家を売却する場合は、状況に応じてどのように売るかを明確にすることが大切です。 そこで、今回...
2022-05-31
この記事のハイライト ●相続が発生すると、さまざまな手続きや確認作業が生じる●相続財産の分け方を相続人同士で話し合って決めたい場合は、遺産分割協議が必要●相続した不動産の売...
2022-09-06
不動産を売却する理由は人によってさまざまですが、なかにはできるだけ早期で売却したい理由を抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。 「いつまでも買い手が付かなかったら…」と不安に思...
2023-01-10
持ち家をずっと放置してしまっている場合や、親から相続したけど住んでいない場合など、今後空き家をどうするべきか悩んでいる方は多いでしょう。 放置したままの家は、劣化することで周囲に危険を及...
2023-03-02
相続した不動産を売るなら、3年以内に売ることをおすすめします。3年以内に売却すると、相続空き家の特例・取得費加算の特例が使えて節税できるためです。今回は相続から3年以内の売却で活用できるこれらの特例や、相続した不動産...
2024-08-13
土地の売却にあたり、先祖代々の土地でも手放して良いものなのかと、疑問を感じる機会もあるでしょう。売却をスムーズに進めるためには、先祖代々の土地を手放す理由などを一度確認しておくのがおすすめです。そこで今回は、先祖代々...
2024-08-06
不動産を売ろうと検討している高齢者の方は、近年、シニア層が揉め事に巻き込まれるケースが増えているのをご存じでしょうか?なかには悪質な犯罪も多いので、前もってどのような点に注意すべきか把握しておくのが重要です。こちらの...
2024-05-28
マイホームの売却を検討している方のなかには、売却代金がいつ受け取れるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。売却代金をもとに新居の購入や引っ越しをお考えの場合は、受け取りタイミングはもちろん、受け取りまでど...
2024-05-21
不動産売却を早く売りたいと検討している方や、早く売るべきなのか迷っている方は多くいます。どうして早く売りたいのか、その理由や早期売却を迫られるケースを知っておくと、売却を検討している方が早期売却の判断をするのに便利で...
2024-07-23
事故死や自殺、孤独死などがあった物件は「いわくつきの土地」「わけあり物件」などの噂が立つことがあり、売却が困難になるケースがあります。とはいえ「いわくつきの土地と言われているが、どうしても売却したい」と思う方もいらっ...
2024-06-11
土地・家などを売りたいと検討している方にとって、希望に近い額で購入してくれる買主がスムーズに見つかるかどうかは大きな不安のひとつでしょう。そのような不安を抱えている方は、売れなかった場合の対策についても把握しておくと...
2024-02-13
不動産売却の際には、さまざまな理由でキャンセルをしなければならないケースも起こりうるでしょう。そもそも契約解除はできるのか、またそのさいのペナルティも気になるところです。ここでは、不動産売却を途中でキャンセルする場合...
2024-02-13
不動産市場において、市場に出しても売れにくいと言われている建物がいくつかあります。今回は売れにくい建物とは何か、原因についてご紹介します。大きく分けて再建築不可、テラスハウス、賃貸併用住宅についてピックアップしている...
2024-09-10
住宅ローンを組んで購入した家には、金融機関による抵当権が設定されます。しかし完済後に抵当権抹消登記の手続きをおこなわないと、そのまま残り続けてしまう点に注意が必要です。そこで今回は抵当権抹消登記とは何か、抵当権抹消登...
2024-08-20
不動産相続した場合、亡くなった方の名義から自分の名義に変える手続きが必要になります。手続きを怠るとペナルティが生じるため、いつまでに手続きをするべきか把握しておかなければいけません。そこで今回は、不動産相続の名義変更...
2024-07-30
相続を受けた田舎の家を売りたいと思っても、なかなか売れないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。田舎の家を売るには、田舎特有の事情を理解し、売るコツを知っておく必要があります。そこで今回は、田舎の家が売り...
2024-07-16
家族や親族が亡くなったときに生じるのが、相続関係の手続きです。手続きを進めていくうえで、遺産分割と相続の違いについて理解しておくことは重要なポイントになります。そこで今回は、遺産分割と相続はそれぞれどのようなものか、また...
2024-05-14
遺言書とは、自分の財産を生前に誰にどれだけ残すかについての意思表示をするものです。遺言があれば遺産分割協議をおこなわず相続手続きが進められるので、相続人同士でのトラブル防止につながります。遺言には自筆証書遺言や公正証...
2024-04-23