2023-11-21
何らかの理由によって、事故物件を所有している方のなかには、何とかして資産価値を上げる方法はないかと考える方も多いのではないでしょうか。
その際、選択肢として挙がるのが事故物件の建て替えです。
今回は、事故物件を建て替えた場合の資産価値やメリット、費用について解説します。
\お気軽にご相談ください!/
事故物件はその土地や建物で事故や事件、自殺、孤独死などが起きて、心理的瑕疵があると見なされた物件です。
心理的瑕疵とは、心理的に影響を受ける欠陥や問題を指し、心理的瑕疵のある物件は購入を希望する方への告知義務を伴います。
事故物件を所有する方のなかには、心理的瑕疵を解消するために建て替えをしてしまおうと考える方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、事故物件を建て替えたり、更地にしたりしても、心理的瑕疵はなくならない点に注意しましょう。
そのため、建て替えをした場合も、購入を希望する方への告知義務は発生します。
つまり、事故物件を建て替えたからといって心理的瑕疵はなくならず、一般的には資産価値は上がりません。
▼この記事も読まれています
筆界未確定地は売却可能?筆界未確定の土地を売却する方法をご紹介
\お気軽にご相談ください!/
事故物件を建て替えるメリットとして、買い手のニーズに合わせて良い性能や設備を備えた建物を建てられる点が挙げられます。
また、新しく物件を建てられるため、これまでの間取りや構造などにとらわれず、自由度の高い選択ができる点もメリットです。
リノベーションやリフォームの場合だと、できることが限られるケースも多いですが、建て替えであればその心配はありません。
建て替え時の工夫次第では、事故物件の心理的瑕疵以上に魅力ある物件にできる可能性もあります。
くわえて資金調達についても、住宅ローンの選択肢が多かったり、リフォームローンと比較して金利が低かったりする点がメリットとなります。
住宅ローン控除などの優遇制度が使える点も、建て替えならではのメリットです。
▼この記事も読まれています
任意売却をおこなうとブラックリスト入り?注意点などをご紹介
\お気軽にご相談ください!/
事故物件を建て替える際にかかる費用は解体、登記などの諸費用、新しい家の建設にかかる費用の3つにわけられます。
まず、既存の事故物件を解体する際にかかる費用は、物件の構造や大きさによって異なりますが、相場は90~150万円ほどです。
諸費用は、印紙税や住宅ローン手数料などさまざまですが、法務局での登記手続きにかかる登録免許税は24万円ほどです。
最後に、新しい家の建設にかかる費用の相場ですが、土地の広さや構造、ハウスメーカーなどによって大きく異なります。
たとえば、40坪の新しい家を建てて2,400万円かかったケースなどがあります。
▼この記事も読まれています
不動産を売却するときの必要な告知書とは?書き方や注意点についてご紹介
事故物件を建て替える際に注意したいのは、心理的瑕疵はなくなるものではなく、購入を希望する方への告知義務が発生し続ける点です。
そういったデメリットと建て替えによるメリットを比べ、事故物件の活用方法を検討しましょう。
茂原市や房総半島エリアの不動産売却のことならエヌ・ビー・ホーム株式会社へ。
地域密着で住居、空家、土地の無料査定を行っております。
30年の実績と経験でお客様のお悩み解決のお手伝いをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
相続した不動産を売るなら、3年以内に売ることをおすすめします。3年以内に売却すると、相続空き家の特例・取得費加算の特例が使えて節税できるためです。今回は相続から3年以内の売却で活用できるこれらの特例や、相続した不動産...
2024-08-13
土地の売却にあたり、先祖代々の土地でも手放して良いものなのかと、疑問を感じる機会もあるでしょう。売却をスムーズに進めるためには、先祖代々の土地を手放す理由などを一度確認しておくのがおすすめです。そこで今回は、先祖代々...
2024-08-06
不動産を売ろうと検討している高齢者の方は、近年、シニア層が揉め事に巻き込まれるケースが増えているのをご存じでしょうか?なかには悪質な犯罪も多いので、前もってどのような点に注意すべきか把握しておくのが重要です。こちらの...
2024-05-28
マイホームの売却を検討している方のなかには、売却代金がいつ受け取れるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。売却代金をもとに新居の購入や引っ越しをお考えの場合は、受け取りタイミングはもちろん、受け取りまでど...
2024-05-21
不動産売却を早く売りたいと検討している方や、早く売るべきなのか迷っている方は多くいます。どうして早く売りたいのか、その理由や早期売却を迫られるケースを知っておくと、売却を検討している方が早期売却の判断をするのに便利で...
2024-07-23
事故死や自殺、孤独死などがあった物件は「いわくつきの土地」「わけあり物件」などの噂が立つことがあり、売却が困難になるケースがあります。とはいえ「いわくつきの土地と言われているが、どうしても売却したい」と思う方もいらっ...
2024-06-11
土地・家などを売りたいと検討している方にとって、希望に近い額で購入してくれる買主がスムーズに見つかるかどうかは大きな不安のひとつでしょう。そのような不安を抱えている方は、売れなかった場合の対策についても把握しておくと...
2024-02-13
不動産売却の際には、さまざまな理由でキャンセルをしなければならないケースも起こりうるでしょう。そもそも契約解除はできるのか、またそのさいのペナルティも気になるところです。ここでは、不動産売却を途中でキャンセルする場合...
2024-02-13
不動産市場において、市場に出しても売れにくいと言われている建物がいくつかあります。今回は売れにくい建物とは何か、原因についてご紹介します。大きく分けて再建築不可、テラスハウス、賃貸併用住宅についてピックアップしている...
2024-09-10
住宅ローンを組んで購入した家には、金融機関による抵当権が設定されます。しかし完済後に抵当権抹消登記の手続きをおこなわないと、そのまま残り続けてしまう点に注意が必要です。そこで今回は抵当権抹消登記とは何か、抵当権抹消登...
2024-08-20
不動産相続した場合、亡くなった方の名義から自分の名義に変える手続きが必要になります。手続きを怠るとペナルティが生じるため、いつまでに手続きをするべきか把握しておかなければいけません。そこで今回は、不動産相続の名義変更...
2024-07-30
相続を受けた田舎の家を売りたいと思っても、なかなか売れないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。田舎の家を売るには、田舎特有の事情を理解し、売るコツを知っておく必要があります。そこで今回は、田舎の家が売り...
2024-07-16
家族や親族が亡くなったときに生じるのが、相続関係の手続きです。手続きを進めていくうえで、遺産分割と相続の違いについて理解しておくことは重要なポイントになります。そこで今回は、遺産分割と相続はそれぞれどのようなものか、また...
2024-05-14
遺言書とは、自分の財産を生前に誰にどれだけ残すかについての意思表示をするものです。遺言があれば遺産分割協議をおこなわず相続手続きが進められるので、相続人同士でのトラブル防止につながります。遺言には自筆証書遺言や公正証...
2024-04-23