2023-10-17
不幸なことに、自宅や所有している不動産が火事に見舞われるケースは決して珍しくありません。
この状況で気になるのは「売却価格はどれだけ下がるのか」「告知義務はあるのか」といった点でしょう。
今回は上記2点の疑問にお答えし、火事のあった家を素早く売却するコツをご紹介します。
\お気軽にご相談ください!/
火事のあった家の売却価格は、火事によりどのような被害があったのかによって下げ幅が大きく変わります。
一般的な火災の場合は2割~3割ほどの値下げとなる場合が多いものの、ボヤ程度で収まっている場合は売却価格への影響がほとんどありません。
しかし火災によって焼死者が発生した場合や、火災のニュースが大々的に報じられた場合は「心理的瑕疵」のある物件とみなされやすく、大幅な値引きに応じざるを得なくなるでしょう。
▼この記事も読まれています
3階建てが売却しにくい理由は?売却するときのポイントを解説!
\お気軽にご相談ください!/
売主は買主に対して、物件の瑕疵に関する告知義務を果たさなければなりません。
「ボヤ程度ならバレないだろう」と考える方もいるかもしれませんが、たとえ大きな損傷がなくても、経年劣化では収まらない不具合が発生する可能性はあります。
消防車が出動するような事態が起きていれば、近所に住む人が火事について知っている確率が高く、口コミで火事を起こした事実が買主に伝わる場合があるため要注意です。
火事の後にリフォームをおこなったとしても告知義務は残ったままなので、火事の事実を伏せて売却した場合、契約不適合責任を問われて損害賠償請求を起こされるリスクがあります。
▼この記事も読まれています
ハウスメーカーの建てた家は売却しやすい?重視されるポイントも解説!
\お気軽にご相談ください!/
まずは火災保険を利用して破損した箇所を修繕し、火災があったことを不動産会社へ正確に伝えましょう。
修繕後に住宅診断士がおこなう「ホームインスペクション」を受け、建物が安全であることを証明できれば買主も安心しやすく、スムーズな売却を見込めます。
火事に見舞われた住宅は、買主から値下げ交渉を持ちかけられる場合が多いため、交渉後の値下げを見越した売出し価格に設定するのも大切です。
▼この記事も読まれています
一戸建て住宅は売るべき?貸すべき?それぞれのメリットとデメリットを解説
火事による不動産売却価格の値上げ幅は、被害の内容により異なります。
修繕やリフォームをおこなったとしても告知義務は残り、火事があったことを隠して売却すると契約不適合責任を問われる可能性があるため注意しましょう。
ホームインスペクションを受け、建物の安全性を立証できれば、スムーズに売却できる確率が上がります。
茂原市や房総半島エリアの不動産売却のことならエヌ・ビー・ホーム株式会社へ。
地域密着で住居、空家、土地の無料査定を行っております。
30年の実績と経験でお客様のお悩み解決のお手伝いをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
不動産売却をおこなうとき、既存住宅売買瑕疵保険に加入するケースがあります。これは一見すると買主向けの保険のようですが、売主にも一定のメリットがあるため、加入を一度検討したいところです。そこで今回は、既存住宅売買瑕疵保...
2025-05-20
土地のなかには、隣地との境界線が曖昧になっているものが見受けられます。境界線が不明確なままの土地はトラブルになりやすいため、売却する前に境界を確認するのが大切です。この記事では、土地の境界線とは何か、売却時の境界の調...
2025-05-06
毎月の住宅ローンの返済が厳しくなった場合、リースバックを活用するとどのぐらいの買取価格になるのか知りたい人もいるでしょう。リースバックを検討するには、買取相場と買取後の家賃相場を知っておくと検討材料にできます。本記事...
2025-04-29
リースバックは売却した家に家賃を払い続けて住む方法なので、2種類の契約を同時に結ぶことになります。家を売るための売買契約・その家を借りて入居するための賃貸借契約書です。今回はリースバック契約を結ぶときの契約書にどのよ...
2025-04-29
不動産を売却するにあたり、不動産会社へ仲介を依頼する方は多いでしょう。この場合、担当者はどのように選べば不動産の売却がスムーズにすすむのでしょうか。ここでは不動産売却の担当者の役割とは何か、担当者の選び方として見極め...
2025-05-13
自宅を用いて現金をつくる方法には、売却後の不動産を賃貸物件として借りるリースバックがあります。リースバックのほかにも融資を用いた現金化の方法がありますが、両者は大きく異なるサービスです。今回は、リースバックと融資の審...
2025-05-13
ご自宅を売ると決めたら、まず最初に不動産会社に査定をご依頼ください。査定価格はご自宅の売り出し価格を決める際の参考になるものですが、状態の良し悪しだけでなく、書類の有無によっても金額が左右されることがあります。こちら...
2025-03-04
不動産売却を早く売りたいと検討している方や、早く売るべきなのか迷っている方は多くいます。どうして早く売りたいのか、その理由や早期売却を迫られるケースを知っておくと、売却を検討している方が早期売却の判断をするのに便利で...
2024-07-23
不動産の売却において、契約内容と実際の間に相違が発見される場合があります。このとき売り主が買い主に対して負う法的責任を契約不適合責任といいますが、以前は瑕疵担保責任と呼ばれていました。今回は、瑕疵担保責任から契約不適...
2025-01-19
不動産を相続する際の相続登記が義務化されたことをご存じですか?義務化に際して登記を怠った際の罰則も設けられているので、不動産を相続するときは忘れずに相続登記をおこないましょう。今回は、不動産相続時の相続登記が義務化さ...
2025-01-19
お墓に近い不動産の売却を検討している場合、メリットや注意点について事前に知っておきたい方も多いでしょう。この記事では、墓地が近くにある物件を売却する場合の利点や注意点について解説をしています。お墓に近い場所にある不動...
2024-12-24
一戸建ての売却を視野に入れて、不動産会社に査定の依頼を検討している方は多いでしょう。はじめて不動産の査定を受ける方は、査定の流れを事前に把握して、入念な準備を進めたいと考えているかもしれません。そこで今回は、不動産会...
2024-09-24
親が認知症などで判断能力を失い、実家を売却するために成年後見人制度の利用が必要となるケースがあります。制度について事前によく知っておけば、突然の事態に焦らずに冷静に対処できるでしょう。そこで今回は、成年後見人制度とは...
2025-05-20
相続する建物が古いものだった場合、未登記のままになっているかもしれません。未登記不動産にはさまざまなデメリットがあるため、相続のタイミングで登記を済ませてしまうのがおすすめです。この記事では、不動産が未登記になってい...
2025-05-06
土地や建物を売りたいときには、不動産会社へ依頼して買い手を探すのが一般的です。売主のなかには、物件が精神科病院に近いなど、地理的な条件によって買い手をみつけられるか心配される方がみられます。この記事では、精神科病院に...
2025-03-25
親から家や土地などの不動産を相続することを、楽しみにしている方もいるかもしれません。しかし、場合によっては維持経費ばかりがかかる「負動産」である可能性もあります。今回は、そんな負動産を相続してしまった際の処分方法、相...
2025-03-04