2023-10-10
不動産の売却において、その不動産が位置するエリアが売れやすさに影響するケースも少なくありません。
なかでも、市街化調整区域にある不動産は売れにくいので、買取を検討するのもおすすめです。
今回は、市街化調整区域とは何か、市街化調整区域の不動産は買取がおすすめな理由を解説します。
不動産買取を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/
都市計画法にもとづき、土地には市街化区域と市街化調整区域が設定されています。
市街化区域は街を活性化させるために活用するエリアで、人が居住しやすいようにインフラや住宅街、商業施設などが整備されている地域です。
対して市街化調整区域は、都市の開発を抑制するエリアであり、利便性や商業施設などの充実よりも、自然の保護や景観が重要視されます。
基本的には新しく建物を建てられない地域なので、既存の家の建て替えや増改築にあたっては、原則として許可が必要です。
▼この記事も読まれています
3階建てが売却しにくい理由は?売却するときのポイントを解説!
\お気軽にご相談ください!/
市街化調整区域にある家が売れにくい理由は、インフラ環境が整っていない可能性があるためです。
市街化調整区域は、行政によって計画的にインフラが整備されるので、生活インフラが整っていない土地も多く存在します。
インフラがない場合は、自分で引き込み工事をおこなう必要があるので、通常の売却では売れにくいでしょう。
また、開発許可が必要になる点も、売却しにくいと言われています。
新築や増改築にあたり自治体からの許可が必要なので、通常の売却では許可をとる手間が買主にとってハードルとなります。
ほかに、住宅ローンが組みにくい点も、売却が難しい理由のひとつです。
市街化調整区域は、さまざまな制限が課されるので評価額が低い傾向にあり、金融機関がローンの金額に担保が見合わないと判断すれば、ローンを組めない可能性があります。
これらのデメリットから、市街化調整区域の不動産は売れ残り続ける恐れがあるため、買取を検討するのがおすすめです。
▼この記事も読まれています
ハウスメーカーの建てた家は売却しやすい?重視されるポイントも解説!
\お気軽にご相談ください!/
市街化調整区域は、地目によって用途が限られるので、地目に合わせた買い手を探すのがコツです。
または、転用によって宅地に変更できれば、住宅用の土地として売却できます。
そして、市街化調整区域でも開発許可を得られていれば、建物を建てられるので買取がスムーズに進むでしょう。
高齢者施設や社会福祉施設など、地域のニーズに応じた建物であれば許可が下りるケースもあるので、そういった用途で土地を探している事業者を探すのもひとつの方法です。
▼この記事も読まれています
一戸建て住宅は売るべき?貸すべき?それぞれのメリットとデメリットを解説
以上、市街化調整区域にある不動産に買取がおすすめな理由を解説しました。
都市開発が抑制される市街化調整区域にある不動産は、インフラ環境や開発許可申請の手間などの理由で売却しにくいので、買取がおすすめです。
スムーズな買取には、地目の転用や開発許可の取得がコツです。
茂原市や房総半島エリアの不動産売却のことならエヌ・ビー・ホーム株式会社へ。
地域密着で住居、空家、土地の無料査定を行っております。
30年の実績と経験でお客様のお悩み解決のお手伝いをいたしますので、ぜひお問い合わせください。
不動産売却をおこなうとき、既存住宅売買瑕疵保険に加入するケースがあります。これは一見すると買主向けの保険のようですが、売主にも一定のメリットがあるため、加入を一度検討したいところです。そこで今回は、既存住宅売買瑕疵保...
2025-05-20
土地のなかには、隣地との境界線が曖昧になっているものが見受けられます。境界線が不明確なままの土地はトラブルになりやすいため、売却する前に境界を確認するのが大切です。この記事では、土地の境界線とは何か、売却時の境界の調...
2025-05-06
毎月の住宅ローンの返済が厳しくなった場合、リースバックを活用するとどのぐらいの買取価格になるのか知りたい人もいるでしょう。リースバックを検討するには、買取相場と買取後の家賃相場を知っておくと検討材料にできます。本記事...
2025-04-29
リースバックは売却した家に家賃を払い続けて住む方法なので、2種類の契約を同時に結ぶことになります。家を売るための売買契約・その家を借りて入居するための賃貸借契約書です。今回はリースバック契約を結ぶときの契約書にどのよ...
2025-04-29
不動産を売却するにあたり、不動産会社へ仲介を依頼する方は多いでしょう。この場合、担当者はどのように選べば不動産の売却がスムーズにすすむのでしょうか。ここでは不動産売却の担当者の役割とは何か、担当者の選び方として見極め...
2025-05-13
自宅を用いて現金をつくる方法には、売却後の不動産を賃貸物件として借りるリースバックがあります。リースバックのほかにも融資を用いた現金化の方法がありますが、両者は大きく異なるサービスです。今回は、リースバックと融資の審...
2025-05-13
ご自宅を売ると決めたら、まず最初に不動産会社に査定をご依頼ください。査定価格はご自宅の売り出し価格を決める際の参考になるものですが、状態の良し悪しだけでなく、書類の有無によっても金額が左右されることがあります。こちら...
2025-03-04
不動産売却を早く売りたいと検討している方や、早く売るべきなのか迷っている方は多くいます。どうして早く売りたいのか、その理由や早期売却を迫られるケースを知っておくと、売却を検討している方が早期売却の判断をするのに便利で...
2024-07-23
不動産の売却において、契約内容と実際の間に相違が発見される場合があります。このとき売り主が買い主に対して負う法的責任を契約不適合責任といいますが、以前は瑕疵担保責任と呼ばれていました。今回は、瑕疵担保責任から契約不適...
2025-01-19
不動産を相続する際の相続登記が義務化されたことをご存じですか?義務化に際して登記を怠った際の罰則も設けられているので、不動産を相続するときは忘れずに相続登記をおこないましょう。今回は、不動産相続時の相続登記が義務化さ...
2025-01-19
お墓に近い不動産の売却を検討している場合、メリットや注意点について事前に知っておきたい方も多いでしょう。この記事では、墓地が近くにある物件を売却する場合の利点や注意点について解説をしています。お墓に近い場所にある不動...
2024-12-24
一戸建ての売却を視野に入れて、不動産会社に査定の依頼を検討している方は多いでしょう。はじめて不動産の査定を受ける方は、査定の流れを事前に把握して、入念な準備を進めたいと考えているかもしれません。そこで今回は、不動産会...
2024-09-24
親が認知症などで判断能力を失い、実家を売却するために成年後見人制度の利用が必要となるケースがあります。制度について事前によく知っておけば、突然の事態に焦らずに冷静に対処できるでしょう。そこで今回は、成年後見人制度とは...
2025-05-20
相続する建物が古いものだった場合、未登記のままになっているかもしれません。未登記不動産にはさまざまなデメリットがあるため、相続のタイミングで登記を済ませてしまうのがおすすめです。この記事では、不動産が未登記になってい...
2025-05-06
土地や建物を売りたいときには、不動産会社へ依頼して買い手を探すのが一般的です。売主のなかには、物件が精神科病院に近いなど、地理的な条件によって買い手をみつけられるか心配される方がみられます。この記事では、精神科病院に...
2025-03-25
親から家や土地などの不動産を相続することを、楽しみにしている方もいるかもしれません。しかし、場合によっては維持経費ばかりがかかる「負動産」である可能性もあります。今回は、そんな負動産を相続してしまった際の処分方法、相...
2025-03-04