2023-10-10
不動産の売却において、その不動産が位置するエリアが売れやすさに影響するケースも少なくありません。
なかでも、市街化調整区域にある不動産は売れにくいので、買取を検討するのもおすすめです。
今回は、市街化調整区域とは何か、市街化調整区域の不動産は買取がおすすめな理由を解説します。
不動産買取を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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都市計画法にもとづき、土地には市街化区域と市街化調整区域が設定されています。
市街化区域は街を活性化させるために活用するエリアで、人が居住しやすいようにインフラや住宅街、商業施設などが整備されている地域です。
対して市街化調整区域は、都市の開発を抑制するエリアであり、利便性や商業施設などの充実よりも、自然の保護や景観が重要視されます。
基本的には新しく建物を建てられない地域なので、既存の家の建て替えや増改築にあたっては、原則として許可が必要です。
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市街化調整区域にある家が売れにくい理由は、インフラ環境が整っていない可能性があるためです。
市街化調整区域は、行政によって計画的にインフラが整備されるので、生活インフラが整っていない土地も多く存在します。
インフラがない場合は、自分で引き込み工事をおこなう必要があるので、通常の売却では売れにくいでしょう。
また、開発許可が必要になる点も、売却しにくいと言われています。
新築や増改築にあたり自治体からの許可が必要なので、通常の売却では許可をとる手間が買主にとってハードルとなります。
ほかに、住宅ローンが組みにくい点も、売却が難しい理由のひとつです。
市街化調整区域は、さまざまな制限が課されるので評価額が低い傾向にあり、金融機関がローンの金額に担保が見合わないと判断すれば、ローンを組めない可能性があります。
これらのデメリットから、市街化調整区域の不動産は売れ残り続ける恐れがあるため、買取を検討するのがおすすめです。
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市街化調整区域は、地目によって用途が限られるので、地目に合わせた買い手を探すのがコツです。
または、転用によって宅地に変更できれば、住宅用の土地として売却できます。
そして、市街化調整区域でも開発許可を得られていれば、建物を建てられるので買取がスムーズに進むでしょう。
高齢者施設や社会福祉施設など、地域のニーズに応じた建物であれば許可が下りるケースもあるので、そういった用途で土地を探している事業者を探すのもひとつの方法です。
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以上、市街化調整区域にある不動産に買取がおすすめな理由を解説しました。
都市開発が抑制される市街化調整区域にある不動産は、インフラ環境や開発許可申請の手間などの理由で売却しにくいので、買取がおすすめです。
スムーズな買取には、地目の転用や開発許可の取得がコツです。
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