2023-10-10
土地にはさまざまな用途地域が決められており、種類によって土地活用の難易度は変わります。
とくに、制限が厳しく土地活用が難しいのが「第一種低層住居専用地域」です。
今回は、第一種低層住居専用地域とはどのような土地なのか、土地活用のメリットやデメリット、おすすめの土地活用方法についてご紹介します。
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第一種低層住居専用地域は、都市計画法に定められた用途地域のひとつです。
用途地域は住居系、商業系、工業系の3つに分けられ、第一種低層住居専用地域は住居系に分類されます。
種類ごとに建物の高さや使用目的が制限されており、土地活用の自由度もさまざまです。
第一種低層住居専用地域に建てられるものは、一般的な一戸建て住宅や10~12mの自治体ごとに定められた高さ制限以下の共同住宅、教育施設など、比較的小規模な建物になります。
高層マンションや住宅を伴わない商業施設、遊技場や工場などは建てられません。
ほかの用途地域と比較して、とくに制限が厳しい用途地域になります。
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第一種低層住居専用地域で土地活用するメリットは、近辺に工場や繁華街がないため静かな環境を用意できることです。
閑静な住宅街に住みたい方の需要にマッチした安心感の高い土地であるため、ファミリー向けの土地活用が望めます。
一方、デメリットは利便性が低く、必ずしも人が集まるとは限らない点です。
住宅を伴わない商業施設を建てられないため、スーパーマーケットやドラッグストアなどの食料や日用品を購入できる施設が付近にありません。
車で移動する距離にしか商業施設がない可能性があり、利便性を重視する層にとっては需要が低い土地です。
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第一種低層住居専用地域で土地活用するにあたっておすすめの方法は、小規模なアパートなどの賃貸物件の経営です。
自治体ごとに定められた高さ制限の範囲内であれば、集合住宅でも建築できるためアパートなどであれば経営できます。
周辺の利便性に関係なく設置できる施設であれば、太陽光発電もおすすめです。
自治体から補助金が出ている場合も多く、設備を中古で売却できるため撤退しやすいのも魅力といえます。
また、周辺に土地が狭くて駐車場を作れない住宅が多い場合は駐車場経営もおすすめです。
第一種低層住居専用地域は車がないと生活できない場合が多いため、車を置けるスペースの需要が高いと考えられます。
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第一種低層住居専用地域は、建てられる施設の制限が厳しい用途地域です。
周辺が静かなため、落ち着いた環境で暮らしたい方には需要があり小規模なアパートなどの経営が向いています。
エリアごとの需要に合わせ、収益が見込める施設で土地活用を目指しましょう。
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