2024-10-08
売却が難しくなる土地の条件として、水路に面していることも挙げられます。
水路に面していると地盤などの点でいくつかのデメリットがあり、売却する際は引き渡し後のトラブルを予防するために注意が必要です。
そこで今回は、水路に面した土地のデメリットや売却方法、売却時の注意点について解説します。
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水路に面した土地のデメリットは、建築不可または再建築不可である可能性があることです。
土地に建物を建てるには接道義務を満たす必要があり、水路が接道義務を満たすための道路として認められないと、建築が不可能になります。
また、水路に面していると土壌に多くの水分が含まれ、軟弱地盤となるため、家を建てる際に補強工事が必要です。
さらに、水路に面している土地は、川が増水した際に家が浸水するリスクが高くなります。
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水路に面している土地が売れない場合、売れにくい理由が接道義務にあるなら、占用許可を取得して売却するのが良い方法です。
この場合、市町村に水路の占用許可を申請し、道路に2m以上接する橋を架けて接道義務を満たす必要があります。
さらに、占用許可を買主に継承できるかどうかを確認しなければなりません。
なお、橋を架けるには相当の工事費用がかかります。
工事が難しい場合は、駐車場など居住用ではない土地として売却することも考慮できます。
建築許可が不要な物置小屋を建てるための土地や駐車場用の土地として購入してくれる方がいるかもしれません。
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水路に面した土地を売却する際の注意点は、告知義務を果たすことです。
告知義務とは、その物件に瑕疵や欠陥がある場合、そのことを買主に対して正直に伝えることを指します。
この告知義務を果たさずに土地を売却した場合、契約不適合責任を問われ、契約を解除されたり損害賠償請求を求められたりする可能性があるでしょう。
接道義務を満たせず再建築不可の状態である場合、当然そのことは告知義務に含まれます。
ただし、橋を架けて接道義務を満たしている場合でも、地盤の軟弱性について告知しなかったことで契約不適合責任を問われることも考えられます。
売却前に不動産会社とよく相談し、告知すべき内容を整理しておくことが重要です。
水路に面している土地は売却価格が安くなりやすく、契約不適合責任に問われる可能性があるため、業者に直接買い取ってもらう方が有利になることも考慮できます。
売却が困難だと感じる場合は、訳あり不動産の買取実績のある業者に相談してみることをおすすめします。
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水路に面している土地は、接道義務を満たせず建築不可になっていることもあります。
売却するためのおもな方法は、占用許可を得て橋を架けたりただの土地として売ったりすることです。
ただし売却の際、告知義務を果たすべきことに注意しなければいけません。
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